3学期はわずか12週間。インフルエンザの猛威で「1/12」が消える絶望と、今すぐ打つべき布石

3学期は、教員にとって「時間との戦い」です。わずか12週間。その短い期間に、1年間のまとめ、成績処理、そして次学年への引き継ぎをすべて詰め込まなければなりません。しかし、その貴重な時間の12分の1が、一瞬にして奪われる事態が今、各地で起きています。

そう、インフルエンザの猛威です。これは単なる風邪の流行ではありません。教員にとっては「授業時数という名のライフライン」を断ち切られる、文字通りの危機なのです。

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【実録】自身が罹患し、クラスも閉鎖する絶望

「自分だけは大丈夫」……そう思っていた矢先のことでした。高熱に襲われ、検査の結果はインフルエンザ。強制的に5日間の出勤停止です。真っ先に頭をよぎったのは「あの単元、まだ終わってないのに」という授業の心配でした。

しかし、悲劇はそれだけでは終わりませんでした。私が休んでいる間に、クラス内でも感染が爆発。追い打ちをかけるように「4日間の学級閉鎖」が決定。自分が5日休み、さらにクラスが4日止まる。12週間しかない学期の1週間以上が、物理的に消滅した瞬間でした。

「12分の1」が消えた穴をどう埋めるか

1週間授業が止まれば、時数を取り戻すのは至難の業です。放課後に補習をするわけにもいかず、結局はどこかの時間を削るしかありません。この焦りは、経験した者にしかわからない「叫び」に近いものがあります。

この経験から、私が学んだ教訓はただ一つ。「3学期は、予定通りに進めてはならない」ということです。

  • 「いつか止まる」前提の超前倒し: 余裕がある時に、できるだけ単元を先に進めておく。貯金があれば、1週間の空白も「なんとか調整可能」なレベルに収まります。
  • 優先順位の峻別: どこに時間をかけ、どこを効率化するか。時数が足りなくなった瞬間に「捨てる」勇気を持てるよう、日頃から内容を精査しておく必要があります。

最後は「神頼み」でも、抗い続ける

正直なところ、対策をどれだけ徹底しても、かかる時はかかります。流行の波は残酷です。しかし、だからといって無策でいるわけにはいきません。

教室の対角線上の窓を開けた徹底的な換気。喉を乾燥させないためのこまめな水分補給とうがい。そして、生徒にも自分にも課す手洗いの徹底。これらは「予防」であると同時に、自分たちの学びの時間を守るための「防衛」でもあります。

「いつ猛威を食らうかわからない」という恐怖に震えながらも、最悪を想定して備える。そして最後は、全快して元気に登校してくる子供たちの顔を祈りながら待つ。そんなギリギリの精神状態で、私たちは3学期を駆け抜けています。

揺るがない軸を持つことの重要性

こうした想定外の事態が続く3学期こそ、教師自身の「自分軸」が試されます。計画が崩れた時、何を最優先し、何を子供たちに残すのか。日頃から教育観を研ぎ澄ませておくことが、不測の事態にパニックにならないための唯一の処方箋かもしれません。


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けーわい先生
小学校教員
1987年生(メッシ世代)
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