目次
この記事をおすすめする人
① 他の先生の実践を真似て、うまく行かなかった人(学級崩壊など)。
② 他の先生の実践を真似て、うまく行ったとしても、しっくりこなかった人。
③ 他の先生の実践を、自分のモノにしたい人。
汝自身を知れ。
ソクラテス(古代ギリシャ哲学者 紀元前469年〜399年)
どの世界でも、偉人というものはたいてい、自分で自分の能力を発見し、育てていった人であろう。
盛田明夫(ソニー創業者 1921年〜1999年)
これまで、上司や同僚、書籍の凄腕先生たちの実践や助言にしっくりこなかった経験はありますか。わたしは、あります。2021年6月中旬、休校明け、コロナ禍真っ只中に、5年◯組の担任であったのにもかかわらず、私は発熱が原因で、学校を2週間お休みしてしまいました。
あのときは、熱があるってだけで、周りから白い目で見られてしまうような時期でしたので、休むことは仕方がないと思いましたが、今だったら、カロ◯ールを飲んで、無理してでも行っていたと思います。
そのお休みをしていた2週間は、いろんな先生が代わりに担任業務を担って頂きました。そのこと自体には、感謝しかありませんが、入って頂いた先生方うちの一人で、社会のT2(ティーム・ティーチングの補助の先生)に、私の学級経営のやり方をガラリと変えられたことには、不信感を募らせました。
何をされたかというと、家で予習をさせ(指示された範囲の教科書や資料集をノートにまとめる)、学校で話し合う形に変えられたことです。
宿題を「自己調整学習」のスタイルにしていたのですが、「社会予習」という宿題が入り、宿題の量を自己調整することが、とても困難になってしまった児童が出てしまいました。
さらに、社会予習を忘れくる子どもが、T2の先生に叱られる場面を見たり、自分が求めていない宿題忘れを咎めることにかなり抵抗があり、何も言えず、社会予習を辞めることもできず、学級経営に大きな綻びを生じさせることになりました。
もちろん、「真似るは学ぶ(真似ぶ)」なんて言われる通り、まずは、素直に真似ることで、上達していくプロセスはとても大切なことだと思います。
実際、私自身もいろんな先生方の実践を数多く真似をしてきました。がしかし、そのやり方に固執しすぎて、空回りしたり、同じように実践できなかったりして、とても苦労をした記憶があります。
そして、何より、T2の先生にやられたことを実践し続けたら(その先生は定年退職後のベテラン先生で私はその頃まだ若く断りきれませんでした…)、もう苦痛でしかたなかったです。
そのT2の先生のやり方は、今で言う「反転学習」です。素晴らしい実践ですし、「反転学習」を紹介する教育書は、ここ最近増えていっているように思います。
家で予習したものを、学校で話し合うスタイルで、やり方自体はとてもいいのですが、個人的に家庭学習を増やすのが、好ましくなかったので、本当に辛かったです。自分の思考に合わせた実践をしようと、この頃に強く思いました。
ただ、自分に合ったやり方を、感覚的に判断しては、適切に判断できるとは限りません。もしかしたら、自分が無意識に避けているものが、自分に合っているかもしれません。
汝自身を知れ
アポロン神殿の入口に刻まれた格言
そこで、2つの自己分析シートを活用して、自己分析をしてみました。
ストレングス・ファインダー
16personalities
ストレングス・ファインダーでは、「戦略的思考型」
16personalitiesでは、「提唱者」の診断がでました。
私自身、「他人とは異なることをしたがる」ところや「分析的に、批判的に物事を考える」ところが多々あり(それで上司と衝突することも…)、それが「戦略的思考型」や「提唱者」につながっていることがわかりました。自己分析をしてみて、他者に焦点を当てるのではなく、自己に焦点を当てて物事を考えられるようになってきたと思います。他者の助言に押しつぶされることも少なくなりました。それと、他者の実践を自分なりにアレンジできるようにもなってきました。
興味のある方は、ぜひ!!