
もう無理かも…。
ストレスが限界。



授業よりも“人とのやりとり”に
疲れてる気がする…。
そんな風に感じたことはありませんか?
教員という仕事は、常に人と関わる“感情労働”。
授業だけでなく、保護者、子ども、同僚、そして社会からの期待まで…気づかないうちに心がすり減ってしまうこともあります。
「やりがいがある」反面、「自分を削って働いている」感覚になっていませんか?
私自身も、そう感じていた時期がありました。
この記事では、現役教員の視点からストレスを根本から整える5つの習慣をご紹介します。
どれも「今からできること」ばかり。まずは1つだけでも、試してみませんか?



正直、わたしも
“自分はもっと頑張らなきゃ”
って無意識に思い込んでました。
【教員がストレスを感じやすい3つの理由】


① 感情を使い続ける「共感疲労」
授業中は集中力、保護者対応には傾聴力、同僚には気配り…
ずっと誰かのために感情を使い続けることで、自分の感情が置き去りになりやすいのが教員の仕事です。
② 仕事とプライベートの境界が曖昧
教材準備、連絡対応、持ち帰り仕事…。
気づけば24時間“先生”モードになっていませんか?
オン・オフの切り替えができないと、心が休まる時間がなくなります。
③ 「ちゃんとしなきゃ」が積み重なる
「先生なんだから」「失敗できない」「子どもの前ではいつも冷静で」
“理想の教師像”に自分を合わせ続けることで、無意識のうちにプレッシャーを溜めてしまっているかもしれません。
📌 ここまでのまとめ
教員のストレスは”目に見えない心の疲労”が多い。
「自分の感情が後回しになっているかも」と気づけたら、それが回復への第一歩となる。
【ストレスにも“いいストレス”がある】





でも、ストレスって“嫌なこと”に感じるものでしょ?



それが実は、違うんです。
ストレスって“変化”のある刺激全般のことなんですよ。



えっ、じゃあ楽しいこともストレスになるんですか?



はい。楽しいこと、嬉しいこと、
ワクワクすること――全部“良いストレス”なんです。
ストレスには大きく分けて2種類あります。



楽しいことをした後に、どっと疲れた経験はありませんか?



はい、ディズニーランドの帰り道とか睡魔にやられます(笑)」



あれも“いいストレス”がかかってる証拠なんですよ。



教員は、子どもたちの前に立つことで“良いストレス”も
たくさん感じている。
でも、それが続くと“疲労”に変わってしまうんです。
ポイントは、“良いストレス”でさえ、回復なしでは心身にダメージを与えてしまうということ。
だからこそ、ストレスそのものを悪者にするのではなく、どう受け取り、どう回復するかが大切なのです。



次の章でストレス回復の5つの習慣を紹介します。
📌 ポイント
「ストレス=悪」というわけではない。
ストレスをどう回復させるか?がポイント。
【教員のストレスを軽くする5つの小さな習慣】


① ジャーナリング:3分で感情を整える
寝る前に、今日の気持ちをノートに書き出してみましょう。
頭の中にあるモヤモヤを“言葉”にするだけで、整理される感覚が得られます。
② 5分ストレッチ:体をゆるめて心もゆるめる
肩・首・背中…一日の終わりに、ゆっくりと伸ばして深呼吸。
「体がほぐれると、心もほぐれる」。これは本当です。
③ 感謝メモ:小さな幸せに気づく
子どもとの笑顔のやり取り、給食の美味しさ、空の青さ…
一日一つ“ありがたかったこと”を書くことで、前向きな視点が育ちます。
④ “やらないこと”リスト:心の余白をつくる
TODOリストの反対。「やらないと決めること」を書き出してみましょう。
「手放していい」ことを自分に許可するだけで、驚くほど心が軽くなります。
⑤ 10秒呼吸:“今ここ”に戻る技術
深く吸って、長く吐く。
たった10秒で副交感神経が優位になり、脳と心が落ち着きます。
番外編:何もしない時間に“没頭”する
サウナでぼーっとする、推しの動画を何本も観る…
「なにもしない時間」こそ、脳が深く休まるゴールデンタイムです。



私にとっての“整える時間”は、推し活とサウナでした。
あなたの“好き”も、立派なセルフケアですよ。



やってみたいけど、どれも続かなそうで…。



無理に全部やらなくていいんです。
まずは、1つからでも…合わなかったやめればいいのです。
📌 ポイントまとめ
「整える習慣」は特別なことではなく、日常の中にある。
続かなければやめてもいい。自分に優しくあることが大前提。
【まとめ|ストレスは敵じゃない。整えれば味方になる】


教員の仕事に、ストレスはつきものです。
けれど、それをゼロにしようとするより、“整える”視点を持つことの方が大切だと私は思います。
まずは今日、ひとつだけ。あなた自身を守る“整える習慣”を始めてみませんか?