
もう8月…何もしてない自分にちょっと焦ってます。



大丈夫。
夏休みは“立て直し”と“自分時間”を取り戻す絶好のチャンスですよ。



でも、夏休み、何をすればいいのかわからなくて…。



大丈夫。
休むことも、前に進むことも、どちらも“先生の成長”につながりますよ。
教員にとっての夏休みは、リフレッシュとステップアップの絶好の機会です。
ただダラダラ過ごしてしまって、休み明けに後悔…という経験はありませんか?
この記事では、現役教員の視点から「ちゃんと休みながら、次に活かせる7つの習慣」を提案します。
すべてやる必要はありません。
ピンときたものを、ひとつだけでも実践してみてください。
【まずは“夏休みらしい過ごし方”を見つけよう】
「何をしたらいいかわからない」と感じるのは、行動のヒントが少ないからかもしれません。
ここから紹介する7つのアイデアは、すべて“教員であるあなた”のために選んだものです。
どれか1つでも、「やってみたい」と思えるものが見つかれば、それがこの夏のスタートになります。
① 完全オフ日を決める(“休むための予定”を作る)


「気づけばずっと仕事のことを考えていた」
それを防ぐために、“仕事のことを一切考えない日”をあえて作るのがポイント。
映画を観る、
旅行する、
朝から昼寝する…
なんとなく休む”ではなく“休むことを目的にした日”をスケジューリングしておくことが、疲労回復の鍵になります。



予定に“休む”と書くのって、ちょっと勇気がいります。
でも、それが本当の意味で
“自分を大切にする”ということだと思うんです。
② 心と体のメンテナンスをする


健康診断、歯科検診、整体、ゆっくり湯船に浸かるなど、
ふだん後回しにしていた“自分のケア”に取り組むチャンスです。
特に教員は、年間を通して忙しい仕事。体の痛みや不調を感じていても、“気合い”で乗り切ってしまうことが多いのではないでしょうか。
今こそ、体の声を聞いて、整える時間を。



私も毎年、夏休みは“体の棚卸し”期間にしています。
③ 授業アイデアをストックする


旅行先やカフェ、本や映画など、
普段と違う体験から得られる“授業ネタ”は宝の山です。
テーマパークの案内看板、駅のポスター、博物館の展示…
日常のあらゆるものが、教材の“種”になります。
スマホのメモ帳やノートに一言でもメモしておくと、
2学期に「何しよう…」と悩んだときの心強い味方になります。
④ 教室環境をリセットする


掲示物を貼り替えたり、机のレイアウトを変えたり。
“環境の変化”は子どもたちへの新鮮な刺激になります。
新学期に向けて、教室も心機一転。
カーテンを洗う、引き出しを整理する、観葉植物を置いてみる…
小さな変化でも、自分と子どもたち両方の気分がぐっと上がります。
⑤ 家族や友人との時間を深める


夏休みは、“先生”ではなく“ひとりの人”として過ごす貴重な期間でもあります。
つい忙しさにかまけて後回しにしがちな、人との時間。
家族と旅行に行く、久しぶりの友人に会う、親や兄弟とゆっくり話す。
「会いたいと思ってた人」との時間は、心の栄養になります。
⑥ 自分のための学びを取り入れる


読書、研修、資格取得、あるいは「好きなこと」に没頭するのもOK。
誰かのためではなく、“自分のため”に学ぶ時間は、モチベーションを高めてくれます。
例えば、教育書を読んで新しい視点を得る。
趣味の手芸や英語に挑戦して、スキルアップを図る。
“学び”は決して机の上だけではありません。



何を学ぶかより、“楽しんでやれているか”のほうがずっと大事だと思っています。
⑦ 来学期の計画を“ざっくり”立てておく


2学期の行事、単元配当、見通しを軽く整理しておくだけで、
新学期に“焦らない”自分をつくることができます。
全部やらなくてもOK。
「この週にこれをやろう」「行事の流れを確認しておこう」
そのくらいの軽さで十分。



あれもこれもやろうとしすぎて、結局疲れて終わるんです…。



大丈夫。
ひとつでも“よかった”と思える時間があれば、それが最高の夏休みです。
【まとめ|夏休みは、ただの“オフ”じゃない】


休んで、自分を整えて、ちょっと前に進む。
教員にとっての夏休みは、“次の自分”をつくるための準備期間です。
完璧を目指す必要はありません。
あなた自身が納得できる夏休みを、少しずつ組み立てていきましょう。
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