「安定しているから大丈夫」――そう言われるたびにざわつきませんか?
2025年、公務員の副業が条件付きで解禁され、いまや教員も“副業時代”に突入。
この記事では、収入ではなく雇われマインド脱却に必要な5つの副業マインドを解説します。
「教員が『安定』にざわつく本当のワケ」

職場で“安定してていいよね”と言われるたびに、
どこか心の奥がザワザワしました。
果たして“安定”だけで、
これからの人生に本当に満足できるのか…。



その気持ち、すごくよく分かります。
「安定」って言葉の響きが、
最近少し重く感じることってありますよね。
実は2025年6月、地方公務員の副業が条件付きで正式に「解禁」されました。
これまで「全体の奉仕者」として公務に専念することが求められてきた公務員でさえ、
時代の変化に合わせて働き方を見直す必要に迫られています。
【2025年6月】地方公務員副業解禁!新制度の内容と注意点を徹底解説(BIZUP)
https://training.ejinzai.jp/training-by-purpose/komuin-fukugyo/



公務員の副業解禁って、
それだけ世の中が変わってるってことですね…。



そうなんです。
気づけば、世の中は
「全員が何かしらの副業を持つ」時代へと動き出しています。



副業って聞くと、な
んだか「お小遣い稼ぎ」のイメージが強くて…。



そうですね。
でも実は、副業の本質って「稼ぐこと」じゃないんです。
実は、これからの働き方の本質は、お金の多寡ではなく雇われマインドからの脱却なんです。
指示を待つ側から、価値を先に差し出す側へ。
自分の得意や情熱を他者貢献に変え、その価値がどこで生まれるのかを理解する。
そして、時間ではなく成果で評価される働き方を自ら選び取る——。
地方公務員法第38条の枠組みを維持しながら、
任命権者の許可があれば営利活動も可能とする今回の制度改正も、
単なる「お小遣い稼ぎ」ではなく、
職員のキャリア多様化や副業を通じたスキルの循環と地域貢献を目的としているんです。
教育現場で培ったあなたの経験も、このマインドさえあれば大きな武器に変わります。
この記事では、全人類総副業時代に生きるための5つのマインドセットを、
私自身のブログ運営経験を交えてお話しします。
「与える人」が選ばれる時代、あなたはどちらの側で生きていきますか?
全人類総副業時代の本質


副業は「お金」よりも「働き方の自由」
世間では「副業解禁」「収入の柱を増やす」という言葉が飛び交います。
でも、その本質は「稼ぐ」ことではないんです。
副業とは、自分の時間と才能を誰に、どんな形で提供するかを自分で決める権利を持つこと。
私自身、ブログ運営を始めたきっかけも「収入不足」ではありませんでした。
「授業で培ったスキルをもっと広く活かせないか」「同じ悩みを持つ先生の力になれないか」
という思いが出発点だったんです。
副業は単なる仕事の追加ではなく、人生のポートフォリオを増やす行為。
そう考えると、少し見方が変わりませんか?
なぜ今、雇われマインドを捨てるべきなのか
教員という職業は安定している一方、評価軸が限られています。
努力しても成果が数値で明確に評価されるわけではなく、昇給も年功序列が基本。
これに慣れると、無意識に「与えられた枠の中だけで頑張る」働き方が染みついてしまいます。
しかし、全人類総副業時代では「枠の外」に価値を生み出せる人が圧倒的に有利です。
今こそ雇われマインドを手放し、自らの価値を市場に試すタイミングなのです。
副業時代に必要な5つのマインド


① 雇われマインドの脱却



学校では何をするにも「上司の承認」が必要で、
自分で判断することに慣れてないかも…。
学校ではカリキュラム通りに授業を進め、上司の承認を得てから動くのが普通です。
しかし、副業では、誰も「やりなさい」とは言ってくれません。
自分で考え、行動し、責任を持つ――この当たり前が最初の壁になります。



私自身、ブログを始めたとき最も戸惑ったのは、
「何を書けばいいか」を誰も教えてくれないことでした。
教員なら指導要領があり、教科書があります。
しかし、ブログには正解がありません。
この不安から抜け出すには、「自分で判断し、行動する勇気」が必要でした。
② 先出し精神(Give First)



副業って、やっぱりお金のことを考えちゃいます。
でも、それだと上手くいかないんでしょうか?
教育現場でも「まず相手のために動く先生」が信頼されますよね。
副業も同じで、先に価値を差し出す人ほど、長期的に選ばれ続けます。



私自身、ブログ運営での経験で痛感したのは、「先出し」の重要性です。最初は収益のことばかり考えて記事を書いていましたが、
全くアクセスが伸びませんでした。
そこで発想を変え、保護者向けに役立つプリントの作り方や学級経営のコツを無料で発信し続けたところ、
徐々に読者から感謝のメッセージが届くようになりました。



無料で情報を出すのって、
なんだか損した気持ちになりそうで…。



不思議なことに、その頃からアクセスも右肩上がりになり、
結果的に収益にもつながったんです。
「先出し」は、短期的な利益よりも、
信頼という長期的資産を積み上げる行為だと身をもって学びました。
③ 他者貢献を軸に価値を作る



「誰かの役に立つ」って考えると、
教員の経験も活かせそうですね。
「これをやれば儲かる」という発想ではなく、「誰のどんな課題を解決するか」から逆算する。
教員なら、生徒・保護者・同僚へのサポート経験を、そのまま他分野で活かすことができます。



私のブログでも、最初は「教員 副業」などの
キーワードを狙って記事を書いていました。
でも、本当に反響があったのは、
「新任教員が学級経営で困ったときの具体的解決法」や
「保護者との面談で使える話し方のコツ」など、
明確な課題解決を提供した記事だったんです。
④ 商流を学び、自分の位置を知る



「商流」って聞き慣れない言葉ですが…。
商流とは、モノやサービスがどのように価値を生み、お金に変わっていくかの流れです。
これを知らずに副業を始めても、価値の置き場所を間違えて消耗します。



私自身、ブログ運営での経験で強く感じたのは、
「お金がどこで発生しているか」を理解する重要性です。
最初はただ記事を書いて広告を貼れば稼げると思っていましたが、
それは大きな勘違いでした。
実際は、記事のテーマ選び、読者層の特定、広告やリンクの配置、そしてリピーターを増やすための仕組み作り…
こうした流れ全体がつながって初めて、収益という結果が生まれるのです。



なるほど、全体の流れを理解することが大切なんですね。



そうです。商流を理解すると、
自分がどのポジションで価値を提供し、
どこで利益を得られるかが明確になります。
これはブログに限らず、どんな副業にも共通する視点です。
⑤ 副業は“時間”ではなく“成果”で評価される働き方



仕事って「何時間やったか」で
評価される部分がありますよね…。
教員も他の仕事と同じように「何時間学校にいたか」が評価の基準になる風潮がありました。
しかし、副業では、短時間でも成果を出せば高く評価されます。
これはプレッシャーであると同時に、努力がダイレクトに報われるチャンスでもあります。



私のブログでも、丸一日かけて書いた記事より、
30分で書いたシンプルな体験談の方が
多くの人に読まれることがあります。
大切なのは時間の長さではなく、読者にとっての価値なんです。



それって、なんだか新鮮で怖くもありますね。



最初は戸惑うかもしれませんが、
自分の頑張りが素直に結果に反映される世界でもあります。
教育現場のスキルは副業でどう活かせる?


教員スキルが活きる場面
- 複雑な情報を分かりやすく伝える
- 相手のレベルに合わせた説明
- 長期的な成長をサポートする計画性
これらは副業市場でも非常に価値があります。
私がブログで意識しているのも、「中学生でも理解できる文章で、大人の課題を解決する」ことです。
他業種に転用できる経験値
- 授業準備 → 情報収集と整理
- 学級経営 → チームマネジメント
- 行事運営 → プロジェクト管理
こうした経験は、企画・営業・コンサルなど、幅広い分野で強みになります。
副業マインドを育てる実践ステップ


自分の価値を棚卸しするワーク
- 自分が得意なことを10個書き出す
- それが誰の役に立つか考える
- すぐに実践できる形に落とし込む
小さな先出しを日常に取り入れる



具体的にはどんなことから始めればいいんでしょう?
- SNSで無料で役立つ情報を発信する
- 同僚や友人に知識やスキルをシェアする
- ボランティア的な活動でフィードバックを得る
私も最初は、Twitterで授業のアイデアを
無料で共有することから始めてみました。
途中で断念してしまいましたが、
小さな反応でも、「誰かの役に立った」という実感が
次の行動につながります。



それなら、今日からでもできそうですね!
まとめ|「与える人」が選ばれる時代へ


副業は単なる収入源ではなく、自分の価値を社会に試す舞台です。
雇われマインドを脱却し、先出し精神と他者貢献を軸に動くことで、結果は自然とついてきます。
私自身、ブログ運営を通じて学んだのは、「与えることから始める人」ほど長期的に選ばれ続けるということでした。
時間ではなく成果で評価される世界は、最初は不安かもしれません。
でも、そこには自分の可能性を無限に広げられる自由があります。
教育現場で培ったあなたのスキルと経験を、ぜひ新しいフィールドで試してみてください。
全人類総副業時代――。あなたは「与える側」と「受け取る側」のどちらで生きていきますか?
子どもたちを主語にした教育活動を大切にしてきたあなたなら、
きっと「他者を主語にした価値提供」もできるはずです。
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